健康一番!!ヘルシーワンショッピング齋藤です!
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先日、以前の職場の仕事仲間と忘年会をし、昔話に花が咲きました。
その中の一人から話を聞いたのですが、現在の職場の同僚が、激務により「うつ病」の手前である「適応障害」と診断され、現在休職中とのこと。
この方に限らず、精神疾患により休職される方が多いようです。
この聞きなれない「適応障害」とは、どういう病気なのでしょうか?
目次
適応障害はストレスが原因で体も心も不調になる状態
適応障害とはある「環境」に適応できずに、ストレスが原因となって、身体や心身またはその両方に不調が生じる状態または症状を示します。
適応障害になると、職場などの環境に上手く適応することができず、さまざまな心身の症状が現れて、社会生活に支障をきたしてしまいます。
誰でも新しい環境に慣れて適応するためには、苦労をしたり、いろいろ配慮をする必要にせまられたりするとはよくあります。
しかし、そのの変化や出来事がその人にとって重大すぎて、普段の生活の支障が出るほど抑うつ気分、不安や心配が強くなり過ぎる状態が特徴です。
適応障害が発症する原因は人それぞれ
重大な生活上の変化や、ストレスに満ちた生活上の出来事が原因となります。
重大な出来事は人それぞれ様々で「就学、転職、独立、転居、結婚、離婚、失業、重い病気」などが、原因に上げられます。
本人の性格や考え方の癖、思考なども大きな影響を及ぼします。
自分はストレスに感じることが、他人はそう感じなかったりと、ストレスに対する感じ方は、個人により大きく違うからです
適応障害は男性より女性に多く、男女比は2対1で、特に独身の女性に多いとの報告があります。
仕事のストレス
人間関係、残業の多さ、仕事上のミス、異動、転職、海外赴任、昇進、降格、失業、独立など
生活のストレス
失恋、離婚、結婚、貧困、引越し、転居、妊娠、出産、介護、育児、病気など
適応障害の症状は主に精神症状と心身症状
適応障害の場合は、ストレスに対する反応が強く現れます。
適応障害の精神症状
憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。
他に、気分の落ち込み、集中力の低下、自信の欠如、意欲の低下、対処能力の低下などが見られます。
また、無断欠席や無謀な運転、けんか、物を壊すなどの行動面の症状もみられます。
適応障害の身体症状
不安が強く緊張が高まると、ドキドキしたり、汗をかいたり、めまいなどの症状がみられることがあります。
他に、全身倦怠感、頭痛、腰痛、焦燥感、神経過敏、怒り、不眠、起床困難、食欲不振、便秘、下痢などが見られます。
これらの症状が悪化すると、会社では職場不適応、学校では不登校、家庭では別居や離婚という悪影響を及ぼし、アルコール依存症やギャンブル中毒に陥るといったケースもみられます。
①はっきりとした心理・社会的ストレスに対する反応で、3ヵ月以内に発症する
②ストレスに対する正常で予測されるよりも過剰な反応
③社会的または職業(学業)上の機能の障害
④不適応反応はストレスが解消されれば6ヵ月以上は持続しない
⑤ほかの原因となる精神障害がないこと
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適応障害とうつ病の違いはストレス原因?
適応障害では、ストレスの原因から離れると症状が改善することが多くみられます。
例えば、仕事上の問題がストレス要因となっている場合、勤務する日は憂うつで不安も強くなります。
仕事に行くのに、緊張して手が震えたり、めまいがしたり、汗をかいたりする場合もあります。
しかし、休みの前や休日には憂うつ気分も少し楽になったり、趣味を楽しむことができる場合もあります。
しかし、うつ病は違います。
職場環境が変わっても気分は晴れず、持続的に憂うつ気分は続き、何も楽しめなくなります。
これが、適応障害とうつ病の違いです。
いずれにしても、うつ病も適応障害の方も、不眠などの睡眠障害を持たれる割合が多いのが特徴です。
適応障害を改善するためにはまずは食事の見直し
まず、食事からしっかり栄養をとって、十分な睡眠、ゆっくり休養することです!
食生活の改善からスタートするのが良いと思います。
食事については、糖質を控えて、たんぱく質、ミネラル、鉄分、亜鉛、ビタミンなどを豊富に摂取することをお勧め致します。
なぜなら、うつ病を含む適応障害の方の多くは、免疫力も低下し、腸内環境も悪化している方が多いからです。
そして、原因となっている心理・社会的ストレスを出来るだけ軽減することです。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているため、その原因から離れると、症状は次第に改善することが多いからです。
逆に、ストレスの原因となっている環境から離れられない場合には、症状が慢性化することもあります。
そのため、しばらく休職、休学して休養し、心的エネルギーを回復することも必要となります。
しかし、ストレスの軽減は、適度なものであれば問題ありませんが、休職、休学など極端にストレスを軽減させる場合には、注意が必要だと言われています。
なぜなら、ストレスは持続するものであり、休職していたとしても職場に復帰すればまたもとの環境に戻ることが多いためです。
従って、「いずれはストレスに直面する必要があること」「ストレスへの対処方法を体得する必要があること」を理解する必要があります。
その他に、認知療法・認知行動療法などの精神療法や、抗不安薬、抗うつ薬などの薬物療法による治療法もあります。
心当たりのある方やは心療内科など地域の厚生課など一度相談に行かれることおススメいたします。
それでは、今日も腸元気で健康的な日をお過ごしくだいませ!
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