健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
体を守るチカラとなる免疫力があるお蔭で、細菌やウイルスから自分の体を防御することが出来ていることは周知の事実です。
夏には大腸菌などの細菌の繁殖による食中毒の問題が、冬にはノロウイルスに代表されるウイルス性の胃腸炎やインフルエンザウイルスが猛威を振るうことがしばしばあります。
では、いったい「細菌」と「ウイルス」違って何なのでしょうか?
「細菌」と「ウイルス」の違いって何?
細菌とウイルスの決定的な違いは、自己増殖できるかどうかの点です。
細菌は、一つの細胞からできている単細胞生物です。
細胞と自己複製能力をもって自分の力で分裂して増殖します。
栄養や生存できる環境があれば、自分自身で勝手に増えていくことが可能です。
それに対してウイルスは、細胞の内にある核に存在する遺伝子だけを持った微生物です。
画像引用:http://www.goo.gl/pTBdvo
細菌のような要素は持ち合わせていませんので、エネルギーを生産するような生命活動は行いません。
また、細菌は自分の力で分裂して増殖しますが、ウイルスは細胞ではないので自分だけで増殖することができません。
つまり、ウイルス単独では生存できないのです。
ウイルスはどうやって増える?
では、ウイルスはいったいどうやって増えていくのでしょうか?
答えは、細胞の中に入り込んで増えていくのです。
他の生物を宿主にして自己を複製することでのみ増殖するわけです。
その仕組みは実に巧妙で、自分の分身を増やすために細胞へ侵入し、その細胞の内部もった遺伝子を書き換え増殖します。
画像引用:http://www.goo.gl/xXv9Jg
ウイルスに感染した細胞はさんざん利用された挙句、ウイルスが増殖して多量のウイルスが細胞外に出ていくことで、最後には死滅していきます。
増殖したウイルスは、また別の細胞に侵入して増殖を続けます。
そのため、この増殖のスピードが速いと急速にウイルス感染が広ることで、細胞が死滅し続けてくわけです。
つまり、自ら増殖することができないウイルスにとって、他の細胞への感染を続けることが生存条件となるわけです。
ウイルスには抗生物質は効かない
細菌を死滅させるには、一般的に抗生物質が有効です。
抗生物質は、細菌が細胞壁やたんぱく質などを合成することを阻害する「抗菌薬」が殆どです。
その為、細菌が原因となる感染症に対処するには効果があります。
しかし、ウイルスには抗生物質は効きません。
その理由は単純明快で、そもそも細胞ではないウイルスには効果がないからです。
ウイルスに対しては抗ウイルス薬が使われます。
インフルエンザワクチンなどは、予め無毒化したウイルスを体内に入れておくことで抗体をつくり、免疫力を高めておいて、感染したときに急激ウイルスが増殖することを抑えるためも予防薬です。
「風邪」に抗生物質はむしろ害?
「風邪は万病の元」と昔から言われています。
風邪になる原因の90-95%はウイルスとのこと。
従って、ウイルスである「風邪」に対して抗生物質は意味がありません。
むしろ、風邪に対して抗生物質を使った場合に、その副作用によって健康を害する影響がでる可能性すらあります。
具体的には、腸内細菌の死滅による下痢などの症状です。
ではなぜ、病院などで「風邪」に対して抗生物質が処方されるかというと二次感染としての細菌感染を防ぐためが多いようです。
風邪で免疫力が低下すると細菌が肺に広がり肺炎になったり、耳や鼻に感染すると中耳炎や鼻炎などの症状が現れます。
「細菌」と「ウイルス」に負けないために
人間の体内にはこうした細菌やウイルスの感染を防ぐ仕組みとなる「免疫機能」備わっています。
従って、「細菌」と「ウイルス」に負けないための基本的な対策は、何よりも免疫力を低下させないことです。
だからと言って、難しく考える必要はありません。
睡眠をきっちり取って、栄養バランスの良い食事、適度な運動をして、何よりもストレスを溜めないことを心掛けましょう。
免疫力を高める努力を日々行うことこそが、「細菌」と「ウイルス」に負けない健康を手に入れるために一番大切なのですからね。
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