健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報をチェックしてお届けします。
目次
原因不明の難病「クローン病」とはどんな病気か?
10代から20代の若者に発症するケースが多く、免疫システムの異常が関わっていると考えられています。
口から肛門まで消化管のすべての場所で炎症性の潰瘍などが起こりますが、もっとも多いのは小腸です。
発病と寛解を繰り返し、特定難治性疾患に認定されている難病の一つで国内でも患者数が増加しています。
画像引用:http://goo.gl/NA3R3 (難病情報センター)
クローン病と潰瘍性大腸炎の違いは?
クローン病も、潰瘍性大腸炎と同じように、腸に炎症が起こって潰瘍ができる病気ですが、潰瘍性大腸炎とは異なるところがいくつかあります。
ひとつは、潰瘍性大腸炎は大腸だけですが。クローン病では口から肛門まで消化管のすべてに病変が起こる可能性があることです。
もう一つの違いは潰瘍の深さです。
潰瘍性大腸炎の潰瘍は、粘膜の浅い部分に「びらん」や「ただれ」が広がりますが、クローン病の潰瘍は深くときには腸壁を貫いて他の部位とつながってしまうこともあるようです。
(※潰瘍性大腸炎についてはサイト内のコチラを参照ください。)
クローン病を発症する原因は?
クローン病の原因は、細菌やウイルスが関係するという説やアレルギーによって起こるという説もあるようですが実際には分かっていないようです。
従って、潰瘍性大腸炎と同じように特定疾患に指定されています。
但し、発症の原因は不明ですが、免疫システムの異常にかかわることは確かと言われています。
腸管には、食べ物から栄鳶素を吸収する一方、体に有害な細菌やウイルスなどの異物を排除する免疫システム集中的に備わっています。
ところがクローン病の人の腸管では、この免疫機能に異常が起こっているのです。
食事や腸内細菌に対して腸内のリンパ球などの免疫細胞が過剰に反応してしまうと考えられています。
クローン病には遺伝的なものが関係する?
クローン病には遺伝的な因子は関係するのでしょうか?
クローン病は、人種によって発生の比率がかなり異なるようです。
世界的にみると欧米のほうが比較的高い発症率を示しています。
その発症には遺伝的な要因が関係していると思われますが、まだ遺伝子は特定できてないようです。
実際には、いくつかの遺伝子異常に環境因子がからみ合って発症いると考えられています。
また、クローン病は人から人へ感染する病気ではありません。
ちなみに、クローン病という名は、1932年にこの病気をはじめて報告した米国の医師の名により付けられた名称です。遺伝子工学の分野でいうところの「クローン人間」などとは全く関係がありません。
クローン病の分類
クローン病は、病変が起こった場所の名前を頭につけて呼びます。小腸に起こっている場合は「小腸クローン病」、大腸なら「大腸クローン病」、小腸と大腸の両方なら「小腸・大腸クローン病」と呼ばれるとのこと。
画像引用:http://goo.gl/DdZS4E
クローン病の主な症状とは?
腹痛、下痢、発熱などが特徴的な症状です。
自覚症状が少ないため、早期発見の難しく、症状が進んでからクローン病とわかることが多いようです。
<クローン病の主な症状>
●腹痛・・症状の進行が進むと、食事の度に腹部に腹痛が起こるようになります。
●下痢・・病変が大腸にあると下痢が多くなります。便は泥状から水のような下痢となります。小腸だけの場合は軟便程度のこともありますが、病気が進むと夜も下痢で悩ませれることが増えてきます。
●体重減少・・食べ物からの栄養を消化吸収する場所である小腸に炎症が起こると必然的に栄養障害を起こしやすく、体重が減少します。
また、腹痛や下痢は食事により発生することが多いため、食物の摂取量も減り、栄養障害がますます進むこともあります。
●発熱・・微熱がよく出ます。また、膿瘍などによって穿孔があったり、胆嚢炎や尿路感染症などを合併すると高熱が出ることがあります。
●肛門周囲の病変・・イボ痔、裂肛や痔ろうといった肛門部の病変が、多くの方に現れます。
●成長障害・・栄養障害が進むと、成長障害や生殖機能の障害が問題となってきます。また、同年代の健常者とくらべ、骨のミネラルや体のカルシウムの量が少なくなります。
もし、心当たりがある場合は専門のクリニックに相談することをお勧め致します。
まとめ
クローン病は、慢性的に寛解と再燃を繰り返す原因不明の難病です。
また、残念ながら根治治療も確率できていません。
ただ、腸管内の免疫に関係していることは間違いないようです。
食事内容や生活環境をなどに気を配り、日頃から腸を大切にする習慣を心掛けて行くことが何よりも重要なんだと思います。
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