健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
お薬は出来るだけ飲みたくないですよね。
幼いころ病弱だった私はとにかく病院へ通い薬を飲まされることが多かったこと記憶しております。
その反面、大人になった今日出来るだけ薬に頼らない生活を心掛けています。そこで、今回は薬の基礎知識についてお話してみたいと思います。
目次
薬は一般用医薬品と医療用医薬品の2種類
薬は、一般用医薬品と医療用医薬品に分けられます。
一般用医薬品は、薬局やドラッグストアなど市販で販売されている薬で、誰でも比較的自由に購入することができます。
従い用法さえ間違えなければ、副作用も少なく安全性が高いのが特徴です。
一般用医薬品はリスクの高い順に3つに分類
●第1類医薬品・・副作用のリスクが高い薬
例)胃酸分泌抑制薬、解熱鎮痛薬など
「ロキソニンS」解熱鎮痛薬
「ガスター10」胃酸分泌抑制薬
「アクチビア軟膏」口唇ヘルペス用薬
「リアップ」発毛剤
「ニコチネルパッチ10」禁煙補助剤
●第2類医薬品・・副作用のリスクが比較的高い薬
例)風邪薬、解熱鎮痛剤など
「アレグラFX」鼻炎用薬
「カコナール」漢方薬
「バファリンA」鎮痛薬
「パブロンゴールドA錠」総合感冒薬
●第3類医薬品・・副作用のリスクが比較的低い薬
例)ビタミンB・C含有剤、整腸薬など
「ハイチオールC」シミ、ニキビ、疲れ
「チョコラBBプラス」口内炎
「ソフトサンティア」点眼薬
一方、医療用医薬品は、医師が患者を診察し、症状に合わせて処方する薬です。
医薬分業により、病院やクリニックからの処方をもとに薬局で調剤されます。薬の効果も副作用も現れやすいのが特徴です。
薬の吸収経路と薬の効果
口から服用した薬は食道を通って胃で溶けます。
そして、多くの薬は小腸で吸収されます。
小腸の絨毛を通じて吸収され、毛細血管に入っだ薬は腸間膜の静脈から肝臓に送られます。
肝臓に入った薬は、肝細胞の中にある薬物代謝酵素の働きにより肝臓内で代謝され、血管を通じて、心臓から全身にいきわたる。
このように全身に行き渡った薬は肝臓を通過する間に無害な状態に代謝され、腎臓から排泄されます。
-体内での薬の経路-
1.胃で溶ける
2.小腸で吸収される
3.肝臓で代謝される
4.心臓から全身に送られる
5.腎臓から排せつされる
薬物血中濃度って何?
服用した薬のほとんどは、胃で溶けて小腸で吸収されて血液中の薬物濃度(薬物血中濃度)が増加することでその効果を発揮するように出来ています。
つまり、血液中の薬物濃度が高くなれば、薬が効き始めるというわけです。
服用した薬が胃で溶けて小腸で吸収され、血中濃度がある一定値を超えると薬の作用が現れます。この作用が現れてから毒性が出るまでの範囲を有効域と呼びます。
薬は代謝されて最終的には排泄されるので、薬物血中濃度が減少し、ある一定値を下回ると薬の作用が消えます。
この範囲を無効域と呼びます。
従い、1回当たりの薬の服用量は、薬物血中濃度が有効域に入る量になります。
例えば、食後朝昼晩と飲む薬を処方された場合、そのタイミングで服用することで薬物血中濃度が有効域のまま持続することができ、効果が表れるわけです。
画像引用:http://www.goo.gl/mNAnUE
なので、勝手に服用を中断すると効果が現れない無効域に入ってしまうし、逆に1度にたくさん飲むと、薬物血中濃度が有効域を超えて毒性域に入る危険性があるのです。
まとめ
加齢やストレス、生活環境や体調により、腸内環境や肝臓・腎臓の機能が低下していると、肝臓で無毒化される量や腎臓で排泄される量が減るため、薬がいつまでも体内にとどまってしまうことがあります。
薬物血中濃度が高いということは、服用量が多いのと同じことなので、本来薬の効果を発揮させたい組織以外にも影響を及ぼす可能性があります。
薬をたくさん飲めばよく効く、早く効くなどという自己判断で服用量や回数を勝手に増やすことは副作用のリスクを高めてしまいます。
やはり出来ることなら薬に頼らず、身体の内側から元気になることが大切なのですね。
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