健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報をチェックしてお届けします。
先日頂いたお便りの中で、腸閉塞を患われたお客様がいらっしゃいました。
その方は、腹部の手術が原因で腸閉塞を何度か繰り替えされたとか。
乳酸菌のおかげで健康への自信を取り戻しつつあるとのお声を頂きました。
実はブログでもお話しましたが、過去に私も腸閉塞になった経験があります。
原因不明の腸閉塞で緊急入院したその経験が、腸の大切さ、腸の健康を真剣に考える直接的なきっかけとなりました。
目次
脂汗が出るぐらいの耐え難いお腹の痛み・・
私がまだ30代前半だったある年の瀬、経験したことのないお腹の痛みに襲われました。
飲み会などが続いたので、
「胃腸が疲れたのかな?」
「お腹壊したのかな?」
「まあ、いつものように少し休めば治るだろう」
とたかをくくっていました。
実際、お腹は痛かったですが、便通はそれなりにありました。
微熱も出ていたのでその日は、朝から外出せず横になり少しゆっくりすることに。
しかし、昼になっても夜になってもお腹の痛みはなくなりませんでした。
激痛に耐えきれずに病院へ
普通のお腹の痛みであれば、トイレに入って排泄をすればすっきりとするのですが、むしろ痛みが増しているように感じました。
それでも時間が経つとお腹が空いてくるので、消化の良いうどんやおじやなどでその日をなんとか過ごしました。
しかし、お腹の痛みであまり夜も眠れず、しかも翌朝になっても痛みは治まらずむしろ強くなる一方です。
脂汗が出るぐらいの痛みがしばらく続き、少し和らぐといったサイクルの繰り返し・・
しかもそのサイクルも徐々に短くなっていきました。
そして、とうとうその激痛に耐えきれずにタクシーを捕まえて、近所の総合病院へ行くことにしました。
腸閉塞で即入院!三日間、絶飲絶食!
症状を伝えた後に、すぐに腹部のX線検査を行ったところ私のレントゲン写真を見た瞬間に先生から、
「これ、腸閉塞だね。
三日間絶食で点滴のみ。
即入院の準備と手続きして!」
と有無を言わさずに緊急入院を告げられました。
この年末の忙しい時期に入院かぁ・・唖然としている私に対して、レントゲン写真を指さしながら
「ここにもここにもガスが溜まってる
よく我慢してたなぁ・・
あと少し遅かったら腸が破裂したかも
危なかったよ!」
そうです、実は私の腸内は極めて危険な状態だったのです。
もし、その時腸が破裂していたかと思うと考えただけでもぞっとします。
腸閉塞になった理由は分らずじまい
私の場合、幸いにも三日間の絶食と点滴で、腸閉塞の症状はなんとか無事に改善されました。
念のためということで、入院中に内視鏡で大腸がんや腫瘍の有無を調べる大腸検査も実施してもらいましたが何も異常は見つかりませんでした。
年末の忘年会などが続き胃腸を酷使していたこともあったと思います。
また、会社で部署を移動し職場環境が変わったり、役職がついてそれが逆にストレスになって腸内環境を悪化させていたのかもしれません。
しかし、結局は腸閉塞になった理由は分らずじまいでした。
腸閉塞の原因は人によりさまざま
腸閉塞の主な症状は、おならが出ない、便秘、腹部膨満、吐き気や嘔吐、激しい腹痛などです。
また腸閉塞になる原因は、異物や炎症、がんや腫瘍などにより腸管がふさがれてしまう場合の他、腹部の開腹手術などで腸管が癒着したり腸の蠕動(ぜんどう)運動の機能が低下して、腸の内容物が停滞して蓄積することより起こります。
専門医の話によれば、最もよくある原因は後者の腹膜炎や腹部の手術後に起きる癒着で腸が上手く動かなくなることだそうです。
特に腹部手術では、大規模な手術になるほど癒着も大きくなるため大腸がんなどの手術をした方はこの癒着性の腸閉塞になる方が多いことがわかっているとのこと。
お便りのお客様も同様の理由だったのかもしれません。
ただ、私の場合は手術などをしていないですし、どちらかといえば便秘でお腹が詰まるというよりは軟便タイプでした。
腸閉塞は小腸と大腸によって違う
「Msdマニュアル家庭版」によれば腸閉塞は、小腸と大腸のどこにでも起こる可能性があり、部分的な場合と完全に閉塞する場合があるそうです。
小腸の閉塞は、膵臓がん、潰瘍、クローン病が原因で起こる場合があります。
また、小腸の他の部分が胆石、未消化の食べもののかたまり、または寄生虫の集まりによってふさがれることもあります。
大腸の閉塞の原因としては大腸がん、ポリープ、腸の中にくぼみが出来て炎症や感染症を引きこす憩室炎、ひどい便秘などば原因になる場合があるとのこと。
腸閉塞は最悪死にいたる危険な病気
私の場合と同じように、閉塞している部分より手前の腸は機能しているため、腸閉塞に気が付かずに少しずつ食事をしたり飲み物を飲んだりしてしまうことがあるそうです。
すると閉塞している腸の部分に食べ物や水分、消化液が流れてきますが、それ以上行き場がないため、詰まってしまいます。
やがて、腸内が腐敗し、ガスもたまり結果として腸がふくらみ膨張してしまいます。
そこのことにより腹痛、吐き気、嘔吐、便が出ない、おならが出ない、お腹がはるなどの症状が出るわけです。
また、腸管の炎症により発熱など起こす場合もあります。
さらに、そのままの状態が続くと腸管の途中で消化液が溜まったままになり水分が大腸からうまく吸収されないため、水分は摂っているのに逆に体は脱水症状を起こす可能性が出て来ます。
脱水症状が続くと重篤な場合は、血圧低下や血液濃縮、ショック状態による意識障害を起こすこともあるとのこと。
加えて、腸管が破裂した場合は、腸の内容物が腹腔に漏れ出て腹腔の炎症や感染症を起こす腹膜炎を引き起こすことになります。
その場合は最悪、死にいたることもある危険な病気なのです。
実際、病院等のデータによれば腸閉塞になった場合、重症化して6-7%の方が亡くなられるそうです。
腸閉塞は決め手になる予防法がない!!
腸閉塞は通常、手術などをしないで絶飲絶食して、水分の補給を点滴で行いながら閉塞状態の改善を待つ治療法になります。
絶飲絶食により、ガスで溜まった腸管がもとにもどれば腸閉塞の状態は解除されます。
しかし、腸閉塞は人により様々な原因により引き起される可能性があるため、これといって決め手となる予防法はないそうです。
もちろん、食事の内容や摂取の仕方を変えてあげることは有効だと思います。
ただ、一般的にはごぼうなど食物繊維豊富な野菜を中心に心掛けることが大切ですが、腸閉塞予防としては海藻類や繊維質の多い物の取り過ぎは逆に詰まりやすくなることがあるそうです。
また、いも類、果物、砂糖などの多量の摂取はガスを発生しやすくなります。また、お刺身や生魚、貝類など消化の悪いものも食べ過ぎは控えた方が良いようです。
腸閉塞は繰り返すほどに再発しやすくなる!
さらに、やっかいなことに腸閉塞は繰り返すほどに再発しやすくなる特徴があるとのこと。
前述の手術などの癒着が原因で腸閉塞になった場合、絶食や点滴などで一時的に症状が良くなったとしても根本的な解決にはなっていないため、食事の摂り方などによってはまた腸閉塞になる可能性があります。
腸内環境が悪い人も同じで、腸閉塞のたびに腸管炎症も強くなるために腸閉塞の回数とともに再発のリスクが上昇するということになるからです。
なので、特に腹部の手術などをされたことのある人や腸の働きが弱いと自覚がある人は食事の内容を気を付けるととのもに、便通はもちろん、お腹の状態をきちんと管理する自覚をもつことが大切になりますよね。
幸い私もその後、腸閉塞の再発はありませんが、ブログを読んで頂いている皆さまも腸閉塞は侮れない腸の病気であることをご理解頂ければと思います。
今年の夏も猛暑のようです。
お酒の飲みず過ぎや食べ過ぎに注意するとともに、仕事や人間関係のストレス、睡眠不足、運動不足など腸の健康に悪い行いや習慣はできるだけしないよう心がけて頂ければ幸いです。
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