健康一番!!ヘルシーワンショッピング健康管理士および店長の齋藤です。
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一般的にお腹というと大腸をイメージする人が多い
お腹が大切であるということはみなさん良くご存じのことかと思います。
ただ、一般的にお腹というと大腸をイメージする方が多いかと思います。
「お腹を壊わした」といえば下痢のことですし、「お腹がスッキリしないまたはスッキリした」いえば便秘が改善されて排便がスムーズになることが連想されます。
また、お腹の病気というと大腸がんや潰瘍性大腸炎など大腸に関わることが多いですよね。
このように腸=大腸のみが注目されることが多いですが、こと免疫については小腸が重要な役割を持っています。
小腸の吸収細胞は24時間の命しかない
なにせ小腸は、生命エネルギーとなる栄養を取り込み吸収する働きがあります。
もちろん大腸でもされますが主に水分の吸収です。
小腸の長さは成人で約6-7メートルもあり絨毛という極めて細かい細胞に覆われています。
突起が存在するためその表面積はテニスコート一面分に相当する広さがあると言われていますよね。
小腸粘膜全体に腸絨毛が緻密に覆っています。
小腸の働きの中心にいるのは、小腸壁の表面を覆っている小腸上皮細胞とその間に散在する粘液を分泌する杯細胞からなっています。
小腸上皮細胞は吸収細胞とよばれ、その名のとおり食物中の栄養分を吸収する重要な役割を果たしています。
大量入ってくる食物の分解物であるアミノ酸やグルコース脂肪酸などを吸収して、体内に送り込む吸収細胞は、食物を吸収するための特色ある構造と働きをもっています。
しかし、その寿命は実に短く約24時間程度しか生きられません。
ちなみに大腸はに数多く生息する腸内細菌たちの寿命は約10日程度。
免疫細胞である白血球の平均は約2週間以内、赤血球は120日と比較的長く存在します。
幸せホルモンであるセロトニンは約90%は小腸の細胞に存在する
小腸には、栄養成分以外の不要な物を吸収しないように、吸収しても腸管内へと戻してしまう仕組みも存在しています。
異物を判断したり、異物の侵入を知らせたりするいわゆる免疫機能を司っています。
腸内の免疫細胞の多くは小腸に集中しています。
また、幸せホルモンとよばれるセロトニンという神経伝達物質が存在することを聞かれたことがあるかと思います。
セロトニンは、幸福感・睡眠・精神の安定・ストレスの抑制などに対しても活躍するホルモンです。
また、セロトニンは夜になると睡眠を促すメラトニンに変わる極めて重要な物質です。
このセロトニンの量は体全体で約10ミリグラム程度といわれますが、その約90%は小腸の粘膜上のクロム親和性細胞のという場所に存在しています。
腸内環境が良くなり腸内のセロトニンが充分に生産されてこそ初めて、脳内のセロトニンも多くなります。
まとめ
このように小腸は毎日生命に必要な栄養を吸収するだけでなく免疫にも脳にも精神の安定にも睡眠にも大きく関わっているのです。
まさに脳腸相関ですよね!
24時間365日絶え間なく働く小腸のことをもっと理解して、そしていたわってあげないといけませんよね!
それでは、今日も腸元気で健康的な日をお過ごしくだいませ!
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