健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報をチェックしてお届けします。
先日、社団法人日本生活習慣病予防協会からの報告で「腸内細菌のバランスが糖尿病に影響している」という興味深い内容の記事を発見いたしました。
今回は、現代病の中でも最も深刻な生活習慣病のひとつである「糖尿病と腸内細菌」について専門機関のリポートを交えてお話させて頂きたいと思います。
目次
40歳以上の約3~4人に1人が糖尿病か糖尿病予備群
厚生労働省の発表によれば
A.「糖尿病が強く疑われる人」約950万人
…ヘモグロビンA1cの値が6.1%以上、または、質問表で「現在糖尿病の治療を受けている」と答えた人。
B.「糖尿病の可能性を否定できない人」約1,100万人
…ヘモグロビンA1cの値が5.6%以上、6.1%未満で上記以外の人。
合わせると、全国に2,050万人ほどいると推定されています。
しかも毎年約50~80万人以上のペースで増え続けています。
画像引用:https://goo.gl/MPXLVu
近年の調査では、40歳から74歳の中高年男性の32.9%、女性の26.3%が、糖尿病かその予備群であると推定されています。
つまり、40歳以上は約3~4人に1人が糖尿病か糖尿病予備群に該当するわけです。
糖尿病の恐ろしさは合併症にあり
糖尿病は、最初は特に気になる自覚症状がでないことも多いく、知らないうちに進んでしまうところが極めてやっかいな病気です。
糖尿病の診断は、血液中の糖の濃度を調べることでわかります。
一般的には空腹時の血糖が126mg/dl以上、もしくは随時の血糖が200mg/dlであった方は、糖尿病の可能性が高いと言われています。
糖尿病の恐ろしさは合併症にあります。
糖尿病を発症した後、進行するとさまざまな合併症を引き起こします。
神経症、網膜症、腎症など失明や肉体の壊死など・・
また、糖尿病の人は健康な人に比べて、心臓や血管の病気の発症率が3.5倍も上昇するという研究報告もあります。
心筋梗塞や脳梗塞の発症率リスクも格段に上がってしまうのです。
1型糖尿病と2型糖尿病との違い
ご存じの方も多いかもしれませんが、糖尿病は大きく分類すると、1型糖尿病と2型糖尿病とに分けることがきます。
1型糖尿病は、自己免疫反応の異常やウイルス感染により、すい臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、からだの中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こるものです。自分でインスリンを作る能力がなくなってしまいます。小児や若い人に発症することが多いのが特徴です。
2型糖尿病は、長年にわたる不摂生が要因となることが殆どなので。遺伝的なものを除いては、結局は健康に気を付けることでなる確率がグンと減ると思われます。
≪1型糖尿病と2型糖尿病との違い≫
1型糖尿病と2型糖尿病との決定的な違いは、1型糖尿病生は、生活習慣や遺伝という要因に関係なく発症してしまう点です。
前述にありましたように、細菌やウイルス感染などをきっかけに自己免疫の異常により発症すると考えられています。
免疫機能が正常の場合は浸入した有害物質にたいし、白血球内のリンパ球が排除を行いますが、自己免疫が上手く機能せず、インスリンを作る大事な細胞までを攻撃してしまうという結果になります。
1型糖尿病は予防することは残念ながら現状出来ないと考えられており、幼少期に発症するケースが多いため長期的、継続的な対応が必要になってきます。
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社団法人日本生活習慣病予防協会からの報告
~腸内細菌のバランスが糖尿病に影響~
ビフィズス菌や乳酸菌などの腸内細菌は、健康長寿と関連がある。腸内細菌の遺伝子を調べることで、2型糖尿病のリスクが高い人々を選別することができる可能性があると、スウェーデンのヨーテボリ大学の研究者が発表した。この研究は科学誌「Nature」に発表された。
~糖尿病の人の腸内は善玉菌が少ない傾向~
ヒトの大腸内には、およそ100兆個、500~1,000種類もの腸内細菌がすみついている。この数はヒトの細胞数よりも多い。この菌のかたまりを腸内細菌叢といい、花畑のように見えることから「腸内フローラ」とも呼ばれている。
腸内フローラはヒトの健康と病気に密接に関わっており、腸疾患、糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、動脈硬化症などのさまざまな疾病の発症に関係すると考えられている。
2型糖尿病は、遺伝因子と環境因子の組み合わせによって発症すると考えられているが、近年は、腸内細菌のバランスの乱れが何らかの影響を与えている可能性も指摘されている。
腸内細菌は、食べ物が消化吸収された後の残りカスをエサに増殖するため、どんなものを食べるかが腸内環境を整える上でとても重要になる。
研究チームは、欧州の平均年齢70歳の女性145人(糖尿病患者、耐糖能異常を示す患者、健康な被験者)から得られた便のサンプルを用いて、DNA情報をコンピューターにより解析するメタゲノム解析手法を用い解析した。
~糖尿病患者の腸内フローラに特徴あり~
その結果、2型糖尿病の女性では、独特な腸内フローラの特徴がみられることが分かった。ブドウ糖と脂肪の代謝で重要な役割を果たす酪酸を産生する腸内細菌の数が、健康な女性に比べ減少していた。
研究チームは、「腸内フローラと2型糖尿病の関連については不明な点が多いが、腸内細菌のバランスをメタゲノム解析手法により解析することで、2型糖尿病の危険性を予測する新しいモデルをつくれる可能性がある」と指摘している。肥満指数(BMI)やウエスト周囲径を測定するよりも精度の高い方法になるという。
~2型糖尿病患者では悪玉菌が強く、善玉菌の量が少ない傾向~
腸内細菌は、有益な働きをする善玉菌(有用菌)、有害な働きをする悪玉菌(有害菌)に分けられる。善玉菌が悪玉菌の働きを抑え優勢に働いていると、腸内バランスが健康的に保たれるが、2型糖尿病患者では悪玉菌が強く、善玉菌の量が少ない傾向があるという報告もある。
腸内環境は、不健康な食生活や運動不足、ストレスやなどの生活環境や加齢によって悪化する。腸内環境の健康が保つためには、「肉や卵などのタンパク質食品を食べ過ぎない」、「野菜を食べ、食物繊維が不足しないようにする」、「発酵食品(ヨーグルト、納豆、漬け物など)を食べる」といった工夫が役立つという。
糖尿病予防のため腸内環境は自分できちんと管理する
この「腸内細菌が糖尿病に影響を与える」といった研究報告は非常に意義あるものだと思います。
やはり、腸内細菌のバランスを保ち、腸内環境を常によくすることを心がけることが我々に出来る身近な糖尿病の予防と言えますよね。
糖尿病の治療にとって最も大切なのも「継続する力」と言われています。
近年注目されている糖質制限しかり、様々な健康食品や健康商材しかり、日々の治療しっかり、継続しないとなかなか効果が表れにくいものですよね。
血糖値が仮に下がったとしても、気を緩めればすぐにまた再発してしまう可能性もあります。
炭水化物、脂質多めの不健康な食事や運動不足、ストレスなど日ごろの生活習慣などを見直して、自分自身の腸を健康し続けることが何よりも大切な糖尿病対策なんだと改めて認識致しました。
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