夏の食中毒の原因となる病原大腸菌「腸管出血性大腸菌」について

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健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。

このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報を厳選チェックしてお届けしております。

東京も連日の猛暑でつゆが明けしたのか?と間違うほどです。

暑いこの時期は例年、食中毒なども増加します。

以前、生肉が原因の「腸管出血性大腸菌」が、大問題になったことは記憶に新しいかと思います。

毎日食べている家庭の食事でも食中毒は発生している!?

うちは、生肉食べないから大丈夫と思っていらっしゃる方も多いのでは?

いえいえ実は、毎日食べている家庭の食事でも食中毒は発生しているです!!

毎日食べている家庭の食事でも腸管出血性大腸菌が発生しています

ただ、家庭は発症する人が集団ではなく、症状が軽かったりするため、単に、風邪や寝冷えなどと勘違いする場合も多いようです。

しかし、体調を崩した理由を調べてみると「腸管出血性大腸菌」が理由だったなど、表ざたにならないケースも多々あります。

もちろん、過度に神経質になりすぎる必要もなく、衛生的にきちんと取り扱いすればこれら食中毒の対応は十分可能です。

「腸管出血性大腸菌」ってそもそも何?

大腸菌は、人の大腸内で生息している腸内細菌で、いわゆる悪玉菌に属しています。

消化・吸収の手助けをしてくれる作用など、体に必要な細菌ですが、下痢、腹痛、胃腸炎などを起こす原因ともなります。

このような身体にとって悪い影響をする大腸菌のことを「病原大腸菌」と呼んでいます。

病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。

「腸管出血性大腸菌」は、家畜や人の腸内にも存在し、体内に入ると腸管に出血をもたらす危険な大腸菌なのです。

腸管出血性大腸菌とは体内に入ると腸管に出血をもたらす大腸菌の一種です

画像引用:http://www.goo.gl/JHfc4q

ちなみに、腸管出血性大腸菌である「157」は特に有名ですよね。

「O157」とはOというタイプの抗原を持ち、157番目に発見されたものという意味です。

食中毒は通常、夏にかけてが多く発症する腸管出血性大腸菌は、大腸菌の感染力が大変強く感染から1週案後に発症することも少なくないようです。

腸管出血性大腸菌の年齢別発症件数のグラフ

画像引用:http://www.goo.gl/AEqKe7

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腸管出血性大腸菌はどこから感染する?

腸管出血性大腸菌は昭和57年(1982年)アメリカでの集団食中毒事件があり、患者の糞便からO157が原因菌として見つかったのが最初と言われています。

その後アルゼンチン、イギリス、イタリア、インド、オーストラリア、カナダ、スウェーデン、スペイン、チリ、ドイツ、ニュージーランド、フランス、ロシア、中国、南アフリカなど世界各地で見つかっています。

腸管出血性大腸菌O157は、生肉、ハンバーガー、ローストビーフ、生乳、ヨーグルト、チーズ、レタス、生野菜などから感染します

腸管出血性大腸菌O157に関する世界保健機関(WHO)の専門家の会議によれば、生肉、ハンバーガー、ローストビーフ、生乳、ヨーグルト、チーズ、レタス、生野菜など様々な食品や食材から見つかっているとのこと。

動物と接触することにより感染した事例も報告されております。
また、子どもや高齢者の排泄物やハエなどの害虫を介して感染する可能性もあります。

日本国内では井戸水、生肉、ステーキ、ハンバーグ、サラダ、生野菜、果物などから発見されています。

水道水は安全?

よく、水道水が安全か否かについてご質問受けることがあります。

特に夏場は、細菌が繁殖しやすい時期なので、心配するお気持ちはよくわかります。

ただ、国内の水道水の残留塩素濃度は、水道法で蛇口部分で0.1mg/リットル以上と定められており、この濃度で、大腸菌は十分死滅します。

水道水の残留塩素濃度は、水道法で蛇口部分で0.1mg/リットル以上と定められておりこの濃度で大腸菌は十分死滅します

従って、水道水は塩素消毒がきちんとされているので安全だとお答えしております

ただし、水道を長期間使用していない場合は、水をしばらく流してから使用すると良いと思います。

また、浄水器を通した水は、残留塩素が減少しているため、長期間汲み置きした水や冷凍庫内に放置された氷などは摂取しない方がよいかもしれません。

浄水器については、カートリッジの使用期限など、使用上の注意をしっかり守り、清潔に保つことが重要です。

井戸水については大腸菌の有無、マンションなどの受水槽については残留塩素の有無を定期的に検査するよう管理者に指導されております

井戸水については、大腸菌の有無、マンションなどの受水槽については残留塩素の有無を定期的に検査するよう管理者に指導されており、この結果に異常がなければまずは安心と言えるかと思います。

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腸管出血性大腸菌どのような被害がもたらされるの?

腸管出血性大腸菌が、毒力の強いベロ毒素(志賀毒素)を出し、下痢、激しい腹痛、腸管で出血による血便が起こります。

腸管出血性大腸菌になると、毒力の強いベロ毒素(志賀毒素)のため下痢、激しい腹痛、腸管で出血による血便が起こります
毒素は腎臓にも作用し、腎機能が失われてしまう場合や、溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重症症合併症引きこし、血液透析などが必要になることもあります。

またさらに重症化し、脳症など意識障害などを起こすと非常に危険な状態に陥ることになります。

腸管出血性大腸菌の予防のポイントは?

成人は感染しても症状が見られないことも多いですが、子供や高齢者は発症リスクが高まります。

夏場の体力や免疫力低下や食品などの不衛生な取扱いなどの条件が重なることにより発生しやすくなります。

腸管出血性大腸菌に限らず、食中毒予防の原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない」です

腸管出血性大腸菌に限らず、食中毒予防の原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない」です。
つまり、食品の衛生的取扱いすることにつきます

簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法ですので、確実に実行し感染を予防しましょう。

梅干しに含まれるクエン酸が胆汁と混ざると殺菌効果があると言われています

ちなみに、梅酢や梅干し入りのお茶なども食中毒予防にお勧めです。

梅干しに含まれるクエン酸が胆汁と混ざると殺菌効果があると言われています。

まとめ

やはり、予防は日頃の食生活が大事です。

もちろん腸内環境も大切になってきます。

善玉菌の多い人は、大腸菌もビタミン合成、免疫刺激、消化吸収促進を行い、毒素を取り除く力が強いですが、ウエルシュ菌などの悪玉菌が優勢な腸内環境ですと毒素を作りやすくなります

肉類や加工食品など食べ過ぎると悪玉菌が増殖する可能性が高まりますので、発酵食品などバランスよく取って、善玉菌を増やし、腸管粘膜を保護にも心がけると良いですよね

それでは、今日も腸元気で健康的な日をお過ごしくだいませ!

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