健康一番!!ヘルシーワンショッピング健康管理士および店長の齋藤です。
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先日ネット「腸内細菌の戦いを陣取りゲームに慶大と東工大が共同で商品化」 という面白い記事を見つけましたので、ご紹介いたします。
目次
腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」
「私たちのお腹の中には、こんな生き物がいっぱいいて、日夜すごい戦いを繰り広げているんですよ~」――。
慶応大先端生命科学研究所発のベンチャー企業「メタジェン」と東京工業大が、腸内細菌をテーマにした陣取りバトルのボードゲーム「バクテロイゴ」を共同制作、2015年12月15日発売した。
ゲームは、東京工業大の山田拓司講師と同大学生が考案。腸内細菌の生存競争を陣取りゲームに見立てた。
病気や食中毒を引き起こす悪玉菌、腸内の環境を整える善玉菌など様々な「プレーヤー」を登場、「抗生物質」「下痢」「(細菌の)分裂」などのカードを駆使して自分のコマを増やし、陣地を広げていく。(出展:Jcastヘルスケア)
腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」
実に面白いですね!
腸内細菌の大切さをゲームで学べるなんて非常に有意義だと思います。
約1000兆個ある腸内細菌その重さは、約1kgにもなります。
便の多くは、腸内細菌の死骸と言われています。
私達の健康に密接にかかわっってくるこの腸内細菌ですが、実際はまだまだ謎が多い存在です。
お腹に約1,000兆個もある腸内細菌
以前ブログの腸内細菌の代表!?善玉菌と悪玉菌ってどんなもの?でも紹介しましたが、善玉菌とは、
また、腸内を酸性にし、病原菌をやっつけてくれたり、免疫力を高めてくれる働きをします。
主な善玉菌は、乳酸菌、ビフィズス菌などです。
一方、悪玉菌は、腸内をアルカリ性にし、腸内を腐敗したり、毒素のある有害物質を作り出し、生活習慣病の原因にもなります。
糞便・ガスもちろん体の抵抗力を弱め、下痢や便秘を引き起こしたり、体臭や口臭の原因にもなります。
主な悪玉菌は、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌、バクテロイデスなど。
悪玉菌が全て悪いわけではありません!
もちろん悪玉菌が全て悪いわけではなく、体内に侵入した病原菌を攻撃するという役割も持っています。
また、腸内の環境状態によって「善玉菌」にも「悪玉菌」にもなったりする「日和見菌」という細菌もあります。 食べ物や体調によって善玉・悪玉どちらにも傾きます。
例えば、バイテロイデスという菌は、ビタミンを合成したり、病原菌感染を防ぐという有用な働きを持つ反面、腸内の腐敗や有害物質の生産といった悪い面ももっています。
日和見という言葉のごとく、優勢のほうにつく少々やっかいな腸内細菌です。

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抗生物質は、腸内細菌も減らす!
この記事で私が特に注目したのは「抗生物質」というプレーヤーです。
抗生物質は、感染症から人を救うためのもので、簡単に言えば細菌を殺す薬です。
世界初の抗生物質はペニシリンです。
もちろん、抗生物質が多くの人の命を救ってきたことは事実です。
しかし、この抗生物質を多用することは、つまり細菌である多くの腸内細菌をも減らすことになることも、また見逃せない事実となります。
ちなみに、これも周知の事実かもしれませんが、風邪を引いたから抗生物質を飲んでも効きません。
風邪は抗生物質では治らない
なぜなら、風邪の原因は「ウイルス」であり細菌ではないからです。
インフルエンザも、ウイルスですよね?
従って「風邪は抗生物質で治る」という考え方は、全くの間違いになります。
特に、小さいお子さんによる抗生物質の摂取は、腸内細菌の減少を加速させるので専門の先生に相談した方が良いですよね。
抗生物質の過度の摂取の結果、腸内細菌叢(腸内フローラ)が乱れてしまい、下痢が続いたり、かえって免疫力を低下させてしまったりします。
抗生物質は、薬剤耐性菌を生む問題があり、感染症でもないのに使用することは極力さけなければいけません。
腸内環境の悪化にともなう、免疫力の低下で余計に、毒素をもつ細菌が繁殖してい、耐性菌という薬に負けないより強力な病原菌が出現し問題になっていることは医学文献にも記載されております。
善玉菌と悪玉菌の最適なバランスは9:1
専門家の先生によると善玉菌と悪玉菌の最適なバランスは約9:1(日和見菌を善玉菌に含む)とのこと。
従って、腸内細菌を健全なバランスに維持することは、健康や免疫にとっても、病気予防や老化防止など役立つ鍵になるかと思います。
その為には、安易に薬に頼るだけでなく善玉菌をできるだけ多くし「腸内細菌」に元気でいてもらう必要がありますよね。
そんなことも楽しみながら学べるボードゲームぜやってみたいですね!
それでは、今日も腸元気で健康的な日をお過ごしくだいませ!

