アスリートは肉が命?運動とたんぱく質と腸内細菌の多様性の関係

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健康一番!!ヘルシーワンショッピング齋藤です!
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皆さんは、毎日もしくは定期的に何らかの運動をされているでしょうか?

先日、運動と腸内細菌の関係を調べているとプロのスポーツ選手の腸内細菌の秘密を知る興味深い研究成果を発見しました。

「運動」は大腸がんのリスクを下げる

これまでの疫学研究から、最近増加し続けている大腸がんを予防するには定期的な運動習慣が重要であることが明らかにされています。

実際「運動」は大腸がんのリスクを下げることが専門機関より指摘されています

米国国立がん研究所によると、運動は大腸がん(特に結腸がん)の危険度を平均で40~50%も減らすと関連づけています。

運動量が多いほど効果が高い傾向があるようですが、日常生活の中での歩行や自転車走行等の軽い運動でも効果が認められているので、できる範囲で継続して体を動かすことが大事ですよね

運動は大腸がん(特に結腸がん)の危険度を平均で40~50%も減らします

また、適切なBMI(ボディマスインデックス:肥満の指標)を維持し、身体活動を増やすことも重要であることも明らかです。

【BMI指数計算式】
BMI= 体重kg ÷ (身長m)2乗
適正体重= (身長m)2乗 ×22

BMI指数は、22の時に最も病気になりにくくなると言われています(あくまでも参考値)。

肥満の指数であるBMIが1増加することに大腸がんのリスクが男性で1.03倍、女性で1.02倍高くなることも言われています。

WHOのレポートでも、大腸がんの確実なリスク要因は「過体重・肥満」「低い身体運動度」であると示されています。

腸内細菌はバランスと多様性が大切

では運動と腸内細菌や腸内フローラに何か関係性があるのでしょうか?

ブログでも再三お伝えしているように、人の腸内には約1,000兆個もの腸内細菌がいます。

そして善玉菌・悪玉菌・日和見菌にわかれてバランスを取っており、理想的なバランスは2:1:7と言われています。

つまり、善玉菌ばかりが多ければいいというわけではありません

様々な腸内細菌が、一定のバランスで存在する「多様性」が高いほうが腸内環境としては健全であるいう考え方が、主流になっています。

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運動と腸内細菌や腸内フローラの関係性は?

2014年にアイルランド大学の研究者らが、40人のプロラグビー選手(いわゆるアスリート)と健康であるが運動していない45人男性の腸内フローラの遺伝子解析の結果を報告しています。

プロラグビー選手は一般人とくらべ腸内細菌に多様性がある

プロラグビー選手と一般人の腸内細菌クループ数

・プロラグビー選手・・22グループ
・一般人(普通・やせた人)・・11グループ
・一般人(肥満の人)・・9グループ

調査により、プロラグビー選手は運動していない男性と比べて腸内細菌に多様性がることが分かりました。

なかでも、肥満や2型糖尿病のリスク軽減に関与するとして報告されている「アッケルマンシア属」の腸内細菌の量が多く見られたとのこと。

また、プロラグビー選手の腸内細菌を調べると筋肉の修復や増強に役立つ代謝産物をたくさん出していることが確認されました。

その代表例が「短鎖脂肪酸」と言われる酢酸、プロピオン酸、酪酸などです。

短鎖脂肪酸は、腸内環境を良好に保つのに役立つほか、炎症を抑える、肝臓や筋肉のエネルギー産生を促すなどの効用が知られています。

画像引用:https://goo.gl/G2L8M1

アスリートは肉やたんぱく質で腸内環境を改善

この研究では、食事調査からエネルギー代謝の解析も行われています。

プロラグビー選手は、運動をしていない男性よりたくさんの量の食物を食べて、たんぱく質エネルギー比も高く代謝効率が良いこともわかりました。

さらに、研究者が指摘しているのは、アスリートたちはお肉をたくさん食べることが腸内環境の改善につながっているということです

アスリートたちはお肉をたくさん食べることが腸内環境の改善につながっている

プロラグビー選手たちは、たんぽく質の摂取が一般人よりも多いのですが、多くはお肉と肉製品、さらに補助としてプロテインサプリメントから沢山のたんぱく質を摂取していたとのこと

プロラグビー選手たちはたんぽく質の摂取が一般人よりも多い

他にも、野菜や果物も非常に多く食べていました。

従って、腸内細菌の多様性を増加させる手段として、たんぽく質をきちんと摂って運動することが関連していると結論付けています。

【腸内環境の改善や腸内細菌の多様性と運動や食事の関係】

腸内環境の改善や腸内細菌の多様性と運動や食事の関係

今後はどの程度の運動量があれば、どのようなたんぱく質を摂取すると腸内細菌に変化が生じるのか?

アスリートではなく一般の人が、どんな運動をしたら腸内環境の改善や多様性につながるかなど研究発信していって欲しいですよね!

運動と腸内細菌の研究は今後も注目

今回のテーマも大変興味深い内容ですが、運動と腸内細菌についての研究はまだ始まったばかりです

上記のプロラクビー選手を調査した研究者も、
「健康を保つには、腸内で善玉菌を増やしてその活動を活発にするために食事が重要です。
運動は腸内細菌の状態を改善し、それにより免疫力や代謝を高めることがわかりましたので、運動も大切な要素です。」
と締めくくっています。

大腸がんなどの予防や健康長寿においては、腸内細菌が元気に活動できるような「食事」と「運動」がキーワードになりそうですね。

運動と腸内細菌の関係性を今後も注目していきたいと思います!!

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