健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報を厳選チェックしてお届けしております。
突然ですが、おならの匂いが腸の健康を表すバロメーターであること、ご存じでしょうか?
おならが臭くなる原因として、食生活の乱れ、ストレスや運動不足、睡眠不足も影響すると言われています。
中でも、一番の原因は、日ごろ口にしている食べ物の内容です。
おならが臭くて気になる人は、腸内細菌のバランスが崩れて、腸内環境が悪化している可能性があります。
目次
食物が分解される際に発生するガス=おなら
大人は一日平均で、合計0.5 – 1.5Lもの量のおなら(屁)を放出することがわかっています。
小腸や大腸で腸内細菌の作用によって食物が分解される際に、腸内にガスを発生させます。
このガスの半分は、排便と一緒に肛門から排せつされます。
残りの半分は、腸の血管から体内に吸収されて「体臭」となり、それ以外は「おなら」となって体外へ放出されるのです。
便が滞留しやすいS状結腸付近でおならが大量発生
硬くなった便が滞留しやすいのが、S状結腸です。
そして、S状結腸付近に便が滞在している間にガスをどんどん発生させています。
毎朝快便の人は、便がS状結腸付近に滞在する時間が短いため、ガスもたまりにくく、おならもあまり出ません。
しかし、便秘がちの人はS状結腸付近に便が滞留しやすいため、ガスが発生しやすいといえます。
従って、臭いおならは、腸が疲労している証拠でもあります。
ちなみに、日本人の大腸がんの約70%が、S状結腸と直腸に発生すると言われています。
【大腸がん部位別発生率】
画像引用:https://goo.gl/yYydHN
臭いおならの原因は食べ物
主に大腸にいる腸内細菌により食べ物が分解され、発酵してガスが発生することになります。
ガスの匂いや量は、食べた物の種類や体調などにより異なってきます。
食物繊維の多い場合
食物繊維を食べると、ガスの発生は多くなります。
大腸で乳酸菌などによって水素やメタンのガスが発生します。
それらのガスは、無臭もしくは発酵の匂いであり、いわゆる臭い匂いはありません。
肉類・脂質の多い場合
肉類や加工食品を多く食べると、悪玉菌の代表であるウェルシュ菌などによって分解・腐敗する時に臭い匂いを発生させやすくなります。
なぜなら、悪玉菌は、動物性たんぱく質が大好物だからです。
そして、硫化水素、二酸化硫黄、二硫化炭素、インドール、スカトールなどの有害物質が大量に発生し、匂いの強いガス=おならとなるわけです。
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おならの匂いは、食べたものによって違う
おならの匂いは、食べたものによって違ってきます。
単純にいうと、善玉菌の栄養になる繊維質の野菜を多く摂取している人は臭くありません。
しかし、悪玉菌の栄養になる高脂肪・高たんぱく質を多く摂取している人のおならは臭くなりやすいということになります。
これは、腸内のphとも関係してきます。
ph(ペーハー)とは、液体の性質を知るために必要な単位で、酸性とアルカリ性の程度を表します。
善玉菌が優勢だと腸内は、酸性に傾きます。
しかし、悪玉菌が優勢だと腸内のphが、アルカリ性に傾きます。
ウェルシュ菌などに代表される悪玉菌はアルカリ性を好み、酸性を嫌います。
おならが臭いのは、腸内がアルカリ性に傾いて悪玉細菌が増えている証拠といえるでしょう。
さらに、口臭もまた腸内ガスに近い臭いを発することも知られています。
これは便秘している腸からガスが吸収され、血管内を運ばれ、肺を通じて口から放出されるためです。
従って、おならが臭い人は、口臭も体臭も臭くなるといえるでしょう。
臭いおならは腸が疲労している証拠
食べ物によって、腸をキレイにしたり汚したりする「腸内細菌」のバランスが決ります。
理想的な腸内環境は、善玉菌2、悪玉菌1、そして体調によりどちらにもつく日和見菌7といった割合いです。
肉類、脂質やタンパク質を過剰に摂取すれば、腸内環境のバランスが崩れ、悪玉菌優勢に傾きます。
臭いおならは、腸が疲労している証拠でもあります。
善玉菌の代表である、乳酸菌やビフィズス菌が増えれば短鎖脂肪酸と呼ばれる酸を作り出し、腸内を酸性に保ってくれます。
従って、善玉菌の栄養となるを食物繊維の多い食材を出来るだけ取るように心がけてください。
悪玉菌の増殖を防げれば、くさいおならの臭いの解消につながるというわけです。
おならの匂いは、ご自身の食生活や腸内環境のわかると同時に、健康を計るバロメーターでもあること覚えておきたいですよね。
ではでは、今日も腸元気な健康生活をお過ごしくださいませ!!
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