健康一番!!ヘルシーワンショッピング健康管理士および店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報を厳選チェックしてお届けしております。
歩くことは、健康に良いということはご存じの方も多いかと思います。
実は「脳の老化を予防する」という点でも非常に優れているのです。
ウォーキングやジョギングを日課とされている方も多くいらっしゃいます。
確かに運動するということは体にとって良い感じはしますけど、ではなぜ「歩くこと」が「脳」に良いのか詳しい理由をご存じの方は以外に少ないようです。
今回は「脳年齢」研究の第一人者 大島清先生の文献などを参考にさせて頂きながら「歩くことと脳の関係」をちょっと考えてみたいと思います。
下半身の筋肉と脳の密接な関係
人間の下半身には、体全体の筋肉の三分の二に相当する量の筋肉がついています。
この筋肉は、筋紡錘という神経によって脊髄上端にある脳内にある「脳幹」と呼ばれる場所へとつながっています。
画像引用:http://www.goo.gl/Q15RKn
脳幹は、脳の最下層に位置し「間脳、中脳、橋、延髄」の4つの構造に分れています。
脳幹は、人の進化の過程で最も古くからある脳と言われ、人体の免疫システムをコントロールしています。
また、運動神経繊維と感覚神経線維が通る脳の神経中枢部であり、呼吸や血液の循環、発汗による体温調節など、人間が生きていく上で不可欠な機能を司っています。
脳幹はいわば、脳と身体の司令塔+生命中枢といっていいもっとも重要な場所なのです。
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歩くことで脳全体への血流量が増加する
私たちはこの脳幹がなくては生きて行けません。
事実「脳死」とはこの脳幹の死を意味します。
歩くことに話を戻します。
私たちは歩くたびに下半身のたくさんの筋肉を動かします。
すると筋肉から出た神経刺激が、時速300km以上のスピードで大脳新皮質の感覚野(足が今どのように動いているかなど、運動の認識が行われる場所)へ信号を送ります。
同時に、脳と身体の司令塔である「脳幹」を刺激することになります。
歩くことにより脳幹に適度の刺激が加わることは、脳をはじめとして全体の諸器官の活性化につながります。
実際に生体の脳血流量を調べますと、歩行中には脳全体にわたって血流が安静時よりも増しています。
つまり、歩くことは下半身の筋肉から脳幹に適度な刺激を与えつづけることなり、そのことが脳の老化を防止する上でも絶大の効果があるのです。
高齢者が寝たきりになると痴呆や認知症に陥りやすいという事実は、歩くことができなくなったことで脳血流の維持が減るためだと考えられています。
歩くことは、精神的にもとても良い!
また歩くことは、肉体的な健康に役立つばかりでなく、精神的な活動ときわめて密接な関係があります。
歩くことで、足の裏が刺激されると、その刺激が脳に伝えられ、脳内の神経伝達物質が大量に放出されます。
神経伝達物質とは、いわゆる脳のホルモンと呼ばれるものです。
神経伝達物質の相乗作用により、脳の働きは活発化され、同時に快感物質であるβエンドルフィンが分泌され、壮快感や達成感、満足感をもたらしてくれます。
ちなみにβエンドルフィンは、別名「脳内麻薬」と呼ばれており、ジョギングなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用「ランナーズハイ」などの症状に関わっています。
さらに、歩くことは、景色を目で見、手を振ってバランスをとり、皮膚で空気の温度を感じ、季節や花の香りを嗅ぐなど、視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚など五感をフルに使います。
まとめ
歩くことで脳のネットワークは、無意識のうちに複雑で活発な動きをしています。
この膨大な情報や刺激のやりとりがそのまま、脳を活性化させ、老化防止に役立つというわけです。
悩んだり、考え過ぎでなどで息詰まって散歩して歩いていてふとしたきっかけで解決策が思い浮かんだなんてありますよね。
昔から偉人賢人と呼ばれる人たちは歩きながら物事を考えたと言われますが、そのほうが脳が活性化して、頭の回転が速くなることをきっと経験的に知っていたに違いありませんよね。
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