健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報を厳選チェックしてお届けしております。
さて、私たちは普段、特に意識することなく口や鼻で呼吸をしていると思います。
でも、口呼吸と鼻呼吸では決定的違いがあります。
実は、口呼吸は免疫力低下の原因ともなる悪い呼吸法だったのです!
目次
口呼吸と鼻呼吸の決定的違いは?
「口呼吸」という言葉の意味を一度整理しておきたいと思います。
「鼻呼吸」・・鼻から空気を吸い鼻から吐く
「口呼吸」・・口を開いて息を吸って吐く
「口でも鼻でも、空気はちゃんと肺に入るのだからなんの問題があるの?」
と思う方がいるかもしれませんが、実際は全く違います。
人間の体は構造的に見て、
鼻・・空気を取り込む器官(呼吸器)
口・・食物を取り込む器官(消化器)
として、きちんと役割分担がなされています。
つまり、口は呼吸器官ではないのです。
私たちは、空気中に含まれる無数の細菌・ちり・ホコリなどでに囲まれて生活います。
これらが人体に侵入する経路である鼻や口などのには「防御機構」が備わっています。
なかでも鼻は、空気をろ過し、清浄にする精密なフィルター器の役割をもっています。
鼻呼吸は体に入る空気をろ過・加湿・浄化殺菌する
【鼻呼吸の特徴】
体に入る空気をろ過・加湿・浄化殺菌する。また、呼吸による酸素摂取量は口呼吸より格段に多くなる。
画像引用:https://goo.gl/38BY7i
鼻は臭いを嗅ぎ取る、たんなる空気の通り道ではありません。
鼻腔内を流れる粘液と繊毛によって、空気に含まれる細菌・ちり・ホコリろ過し、無害にする働きがあります。
鼻の中の穴を鼻腔(びくう)と呼ばれる空間があります。その奥は、鼻粘膜という薄い粘膜組織に覆われています。
鼻粘膜には、線毛呼ばれる細く短い毛がびっしりと生えており、さらにその上に粘液が分泌されています。
この線毛が動くことで1分間に約1センチメートルの速さ異物を鼻腔の前から後ろへ移動させています。
鼻から入った細菌などはその粘液に付着し、線毛の運動によって鼻腔の奥へ運ばれ、たんとして排出されたり、食道から胃に入り消化され最終的には排除されます。
また、鼻からのどにかけて副鼻腔という空洞があり、鼻腔の周りにある骨で囲まれた空間で、鼻腔と小さな穴や管とつながっています。
鼻腔や副鼻腔は、季節や外気温に関係なく体に入る空気を約37℃での適温、湿度100パーセントに調整してくれる役割を持っています。
画像引用 https://goo.gl/iwNXdv
インフルエンザウイルスのように、寒くて乾燥した空気を好む病原菌に対しても、適正な温度と湿度を与えることで、ウイルスの感染を抑えることができます。
鼻という呼吸器を通さないと、空気はろ過・加湿・浄化殺菌されないのです。
口呼吸の人が風邪をひきやすく、ウイルス感染しやすい理由
【口呼吸の特徴】
冷えて乾燥した空気(細菌、ウイルスを含む)が扁桃組織を直撃。乾燥による温度を下げて免疫システムが低下する。
画像引用:https://goo.gl/38BY7i
のどの扁桃組織も空気と一緒に入ってくる細菌やウイルスを捉えて体の中に侵入することを防ぐ免疫機能を持っています。
風邪をひくと、のどの奥の扁桃腺が真っ赤にはれて熱を帯びますが、これは白血球が風邪のウイルスと闘って扁桃腺が炎症を起こす結果です。
しかし、口には鼻のような濾過・加湿を含めた総合的な防御機構は備わっていません。
口で呼吸をすると、鼻のフィルターを通さずに、空気とともにウイルスや細菌、有害菌が混じった空気がそのままダイレクトにのどの奥にある扁桃組織を直撃することになります。
すると、口呼吸によってこの免疫の要所である扁桃組織を乾燥が起こり免疫機能低下を起こします。
また、乾燥とともに問題になるのは、のどの奥の扁桃組織に冷えた空気が直撃して「体温を下げる」ことです。
肺や気管は乾燥に弱く、乾いた空気にさらされると炎症を起こしやすい器官です。
のどの扁桃部の温度を36℃以下に下がると体全体の免疫力は大幅に低下することがわかっています。
のどの体温を0.5℃から1℃下げるだけで、白血球の活性力が弱まり普段であれば駆逐できる細菌やウイルスを消化排除できなくなってしまうからなのです。
長い間、口呼吸をし続けると鼻呼吸が出来なくなる?
鼻の奥にも免疫組織があり、鼻から侵人した細菌やウイルスなどの異物を退治し、排除するする働きがあります。
しかし、長い間口呼吸を繰り返し、鼻呼吸を行わないと鼻の免疫機能は低下してしまいます。
また、鼻が血行不良を起こしやすくなり、鼻づまり、鼻炎や花粉症などのアレルギーにも成りやすくなります。
さらに、体を冷やすと鼻がつまりやすくなり口呼吸になりがちです。
ですから、口呼吸をしないためには口で息をしないように注意するとともに体を冷やさないようにすることも必要なのです。
また、口内が乾燥することで口内環境が悪化し、口臭や歯周病の原因ともなります。
口呼吸の習慣は、全く良いことがありませんね。
【口呼吸が原因で起きやすくなる症状】
・免疫力低下
・風邪にかかりやすい
・扁桃腺炎など喉の炎症や疾患にかかりやすい
・口腔乾燥
・口臭
・歯周病
口呼吸は鼻呼吸より空気をたくさん吸えない!?
さらに、以外に思うかもしれませんが、口は鼻より広いから、たくさん呼吸ができるだろうと思うのは大間違いです。
鼻は、鼻腔と副鼻腔、内耳膜の内膜はすべて呼吸粘膜で覆われていて空気を通すので、鼻呼吸では酸素の摂取量は口呼吸より格段に多くなります。
反対に、口呼吸では一回あたりの酸素供給量が少ないため、体も脳も「酸素不足」になりがちです。
血中の酸素濃度が低くなり頭がボーツとしたり顔色も悪くなり低体温にもつながるのです。
まさに、口呼吸は免疫力を低下させるだけでなく脳にも良くないわけですね!
それが、鼻呼吸に変えて体のすみずみまで新鮮な酸素が送られるようになると、脳の
働きまで活性化するわけが分かると思います。
このように口呼吸は、免疫力を下げる原因を含めマイナス面だらけの呼吸法です。だから、たかだ呼吸一つだからと言って侮らないでください。
口呼吸しているなぁと思ったら、すぐに鼻呼吸へ切り替える習慣を心掛けていくと良いですね!
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