健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報を厳選チェックしてお届けしております。
今日は「自然免疫」と「獲得免疫」の違いについて改めて説明したいと思います。
目次
免疫とは「疫(病気)から免れる」という意味
免疫という言葉をよく使っていると思いますが、免疫のそもそもの意味は「疫(病気)から免れる」ということです。
体に侵入してくる細菌やウイルスなどの外敵を防いだり、体内で発生した有害な細胞を排除したりする自己防衛機能のことを免疫と言います。
いくつもの免疫細胞が連係して働くことで、これらの細菌やウイルス、体内で発生したがん細胞などを24時間体制で常に監視し撃退しています。
免疫細胞の種類と働きは?
人の体には、目なら涙、鼻なら鼻水や粘膜、皮膚なら体毛といった、異物や病原体が入らないような仕組みを持っています。
しかし、それらのバリアを打ち破って有害物質が体内に入り込んだ時に、自分の体を守るために免疫細胞が働きます。
免疫を司る細胞の中心は「白血球」です。
白血球は、血液やリンパ液の流れに乗って全身をくまなく循環し、病原体から体を守ってくれます。
画像引用:http://www.goo.gl/PG5CMh
これらの免疫細胞は、
1)外敵を発見する
2)外敵の情報を伝達する
3)外敵を攻撃する
といった異なった役割を持っていて、状況に応じて綿密に連携しながら働いてくれています。
そして一口に免疫と言いますが、これら免疫の防衛反応は「自然免疫」と「獲得免疫」の2段階の免疫機能によって行われているのです。
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自然免疫とは?獲得免疫とは?
自然免疫の働きと種類
自然免疫とは、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入したとき、最初に対応する原始的な防衛機構で、顆粒球やマクロファージ、樹状細胞、NK(ナチュラルキラー)細胞などがこの役割を担っています。
(※NK(ナチュラルキラー)細胞については先日ブログでも特集しましたね!)
敵の種類を選ばずに自分にとっての異物を攻撃したり、異物を食べて処理したり(これを貪食作用という)、敵の情報を獲得免疫細胞に伝えたりする働きを持っています。
自然免疫細胞の種類
顆粒球
白血球の約60%を占めます。顆粒球の90%以上が好中球で、その他に好酸球、好塩基球に分けられます。
強い貪食能力で異物を細胞内に取り込み、活性酸素などを発生して殺菌します。
異物を処理した死骸は膿となって体外に放出されるかマクロファージによって処理されます。
マクロファージ
白血球の中で最も大きく大食細胞とも言われます。
細菌やウイルスの他に寿命を迎えた赤血球や白血球、血小板、そのほかの死骸や不要物を食べます。
また、細胞の表面に異物の情報を提示し、異物の侵入を知らせる役割を持っています。
樹状細胞
貪食能力はあまり強くないものの、獲得免疫を担うT細胞に対して異物の情報を伝達する能力に優れています。
NK(ナチュラルキラー)細胞
がん細胞などを見つけ次第攻撃をしかけるリンパ球の一種です。体内を常にパトロールしながらがん細胞を除去する主要な役割を担う免疫細胞です。
獲得免疫の働きと種類
獲得免疫とは、生まれた後に病原体などと接触したり、ワクチンの接種をしたりすることで後天的に獲得する高度な防衛機構をいいます。
リンパ球のT細胞やB細胞がこの役割を担っています。
樹状細胞やマクロファージなどから提示された有害物質の情報を受け取り、自然免疫では防ぐことができなかった異物を的確に攻撃します。
また、異物の特徴を記憶することで、再び同じ異物が侵入してきた際に迅速に排除する働きを持っています。
獲得免疫細胞の種類
T細胞
異物の情報刺激に応答し、B細胞に抗体産生を促したり、ほかの免疫細胞の働きを調整したりする司令塔役のヘルパーT細胞やヘルパーT細胞の指令を受けて、がん細胞やウイルスに感染した細胞を殺すキラーT細胞などがあります。
B細胞
ヘルパーT細胞の指令を受けて、特定の病原体を排除するために必要な「抗体」をつくり出すのがB細胞です。
B細胞は特定の異物に対する攻撃の方法を学習して記憶する(免疫をつくる)ため、次回同じ異物が侵入してきた際に素早く反応することができる。
このB細胞の働きに異常をきたすとアレルギーなどの反応を引き起こすことにつながります。
この免疫細胞たちは、腸内に約70%が集中しています。
従って、日頃から腸を元気にしてあげることがいかに大切かお分かりいただけるかと思います。
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