健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報をチェックしてお届けします。
先日、打ち合わせをしたあるお取引先の方のお話です。
お子様たちの独立をきっかけに、今まで住まれ家を売却してお引っ越しされたとのこと。
新しいお家は駅にも近いし、リフォーム後で新しいマンションでとても綺麗で、言うことなく快適に過ごせると思っていたところ
実はある問題が・・
ことの発端は、引っ越しを境に奥様が体調を崩されてしまったとのこと。
最初は、環境が変わったせいもありますし、引っ越し疲れかや仕事のストレスと思っていたそうなのですが、頭痛や怠さがいつまでも続きくのでどうもおかしいと考えるようになられたとそうです。
知り合いの医療関係者に聞いたり、ネットでいろいろ調べた結果、もしかしたらシックハウス症候群の可能性があるとのことに気が付かれたんだとか!
シックハウス症候群とは
室内の空気汚染が原因と見られる健康障害を総称して「シックハウス症候群」と呼んでいます。
症状の中には、
・頭痛
・くしゃみ
・のどの痛み
・めまい
・倦怠感
・不眠
・吐き気
・食欲不振
・下痢
・便秘
・かゆみ
・皮膚の赤み
画像引用:http://www.goo.gl/FwFDQv
など非常に多岐にわたります。
シックハウス症は、アレルギーの原因にもなっていますが、同じ環境下で症状を発生する人もいればしない人もいるため未解明な部分もまだ多く残っているようです。
最近では、住宅の高密度化や建材や内装材、家具への化学物質の使用が原因となりなどにより、新築やリフォーム後の住宅環境が原因で体調不良を訴えるケースが多く見られるとのこと。
更に、シックハウス症候群は、住まいだけでなく学校の校舎の新築や改築であったあり,教材やパソコン等の様々な物品が原因で生徒たちが頭痛を訴えたりすることも問題となっています。
シックハウス症候群を引き起こす化学物質ってどんなもの?
発生頻度が高く、住宅性能表示制度で測定対象とされる化学物質は「ホルムアルデヒド」「トルエン」「キシレン」「エチルベンゼン」「スチレン」「アセトアルデヒド」などの物質です。
ホルムアルデヒドやトルエンな皆さんも聞いたことがある化学物質ではないかと思います。
シックハウス症候群にかかわる代表的な化学物質
代表的な化学物質~ホルムアルデヒド
防腐、防虫効果に優れていることから合板などの接着剤のメイン原料として用いられる化学物質です。
利用には基準値が定めていて、基準値を超えると目やのどの痛み、吐き気、呼吸困難などの症状を起こします。
また、アレルギー性皮膚炎や、喘息、気管支炎を誘発させたりします。
規制が厳しく、ホルムアルデヒドはあまり使用されなくなったようですがシックハウス症候群の原因の中で最も有名です。
代表的な化学物質~トルエン
接着剤や塗料用溶剤や希釈剤などに使われているシンナーの主成分です。
皮膚や粘膜への刺激が強く、頭痛、吐き気、倦怠感、神経系への異常を起こすこともあります。
このように接着剤や塗料の溶剤、防腐剤などに使われているものが多く、いずれも皮膚や目、鼻、喉への粘膜刺激が強いのが特徴で、先程挙げたような健康被害をもたらす可能性があります。
その他にもシロアリ駆除対策ように土壌や木部に施す薬剤や衣類などの防虫剤、トイレの芳香剤に使われている化学物質などもあります。
シックハウス症候群への対策はどうする?
シックハウス症候群への対策は、特に新築を購入したりやリフォーム物件を借りる際に、このような化学物質を含まない建材や家具を選ぶことにつきます。
化学物質は温度や湿度によって拡散される量が変わります。
温度や湿度が高ければ高いほど空気中の濃度も高くなります。
画像引用:http:www.goo.gl/kTBijycontent_copy
原因となる化学物質は、目に見えませんが化学物質は空気中に少しづつ放出されています。
そして、空気より比重が重いので下に沈殿する傾向があります。
つまり、立ったり座ったりしているときより睡眠中の低い姿勢の方が呼吸時に吸い込み易くなります。
なので小さなお子さんやアレルギー疾患をお持ちのご家族がいる場合には、フローリングや畳、カーペットなどの床材にも一層気を付けなければいけません。
まとめ
ホルムアルデヒドなどのシックハウス対策により、規制も厳しくなっているようです。
しかし、仮に化学物質が規制使用基準値をクリアしたとしても、あくまでも健康な大人が対象と考えられています。
家族は子供もいれば高齢者もいますし、健康状態により個人差があり基準値以下だからといって油断できません。
また、腸内環境においても懸念点があります。
腸内細菌のバランスを崩す原因としては食事などの影響の他に、免疫力の低下、運動不足、ストレスによる健康影響がすでに分かっています。
その一方で、生活環境の中における化学物質が腸内細菌のバランスのを変化させ、アレルギーを悪化させる可能性があることも専門家の間でも指摘されています。
結局、取引先の方はもう一度引っ越しを考えているそうです。
確かにお金と時間は掛かってしまいますが、奥さまの健康にかかわることなので仕方がないとのこと。
目に見えない化学物質だからこそ、なおさら有害な影響は誰でも受けたくないですよね。
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