健康一番!!ヘルシーワンショッピング店長の齋藤です。
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報をチェックしてお届けします。
忘年会シーズンも始まり、既にお酒や食事の飲み過ぎ食べ過ぎだなんて思われている方も多いのではないでしょうか?
そんな胃腸を酷使するこの時期、便秘にまつわる気になるニュースを発見しました。
目次
国内で初めて便秘「診療ガイドライン」がまとまる
今回、消化器内科医らが組織する「慢性便秘の診断・治療研究会」が日本初となる便秘を診療治療する「慢性便秘症診療ガイドライン」を作成したという産経新聞の記事です。
横浜市立大大学院医学研究科・肝胆膵消化器病学教室の中島淳教授は「『便秘なんてたいしたことない』と思う人も多いが、とんでもない。
中でも高齢者の便秘は、命にかかわることが最近の研究で分かってきた。また、ただの便秘と思っていたら、実際は大腸がんなどの病気が隠れていることもある。
高齢化の進展で便秘患者はさらに増えるとみられるだけに、診断・治療体制を整える必要があった」と説明する。
とくに最近、医療機関で問題となっているのが「宿便性腸穿孔(せんこう)」の患者の増加だ。
これは、便秘で硬くなった便が原因で腸に穴が開く病気。かつてはごくまれにしか見られなかったが、高齢者の便秘の増加で多くの病院で対応を迫られるようになっているという。
引用:https://goo.gl/8Lbevo
便秘ってやっぱり病気だったの?
確かに、便秘は病気なの?という疑問や質問を頂戴することがありました。
そもそも、便秘とはどのように定義されるのでしょうか?
便秘とは「便の排泄が困難になっている状態」をイメージするかと思いますが、日本消化器病学会などの専門家組織によれば、『便秘とは、排便の回数や便量が減ること』としています。
ただ、回数や便量はその人の主観によるためなかなか明確なライン決めをするのが難しいのが本音だと思います。
確かに、毎日排便があっても「残便感がある」「便の状態が硬いもしくはやわらかい」など回数だけで判断することは難しいかもしれませんよね。
以前、ブログでも取り上げましたが、大手企業が行った便通に関するリポートによれば「3日以上便通がなくて初めて便秘と思う」方がなんと60%以上もいたそうです。(※参照:女性1,000人に質問「何日以上、便通がないと便秘ですか?」 )
ちなみに乳酸菌のお陰で腸元気で快便過ぎる私などは、2,3日でないという状態はなかなか考えにくい状態ではありますが・・
便秘の患者はなんと1千万人以上も!
新聞の記事によれば、日本の便秘患者は1千万人以上いるそうで、厚生労働省の国民生活基礎調査(2013年)によると、便秘に悩む人は男性よりも女性が多いものの、男女ともに70歳以上になると急激に増加し、80歳以上では男性が女性を上回るとのこと。
<人口1000人に対する便秘で悩む男女>
引用:https://goo.gl/fDmu4N(国民生活基礎調査)
確かに男性にくらべ女性は括約筋や腹筋の力が弱いですし、排便を我慢する傾向があることも確かです。すると排便のリズムが狂って便が滞留しても便意をあまり感じなくるという悪循環になります。
確かに、便秘は健康維持にとって侮れない症状であることは皆さんもご存じかと思います。
便が大腸に滞留する時間が長くなればなるほど水分が吸収され、どんどん固くなり出にくくなります。また、腸内の腐敗が進むことで腸壁より有害物質が体内へ取り込まれてしまうことに・・
<増え続ける大腸がん>
特に、大腸がんのがん患者数がここ数年増え続けていることも腸の健康にとっては「慢性的な便秘=病気」あることはもはや間違えありませんよね。
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便の形状から便秘を診断
便秘を診断する上で、大事な要素となるのが便の形状だそうで、一般的には「ブリストルスケール」という分類で7タイプに分けられています。
<便の形状がわかるブリストルスケール>
引用:wikipedia
この「ブリストルスケール」の1から2に該当する「コロコロ便」「硬い便」は便秘と判断される形状や状態です。理想は4の便ですよね。
便秘の原因は?
慢性的な便秘の原因も様々です。病気や薬などの影響により便秘になっている理由がわかるものもありますが、生活習慣やストレスなどはっきりした理由がわからなかったり複合的な要因が重なる便秘もあります。
(主な便秘の原因)
1)偏った食生活
2)睡眠不足・運動不足
3)便秘薬への依存・乱用
4)腸管や他の病気の影響
5)精神的ストレス
6)過度なダイエット
この中でも、女性に多くみられるダイエットも便秘の原因の一つです。
結局、食事を食べないことにより、食物繊維も便の量も少ないので腸の蠕動(ぜんどう)も活発化しないことになります。
また、ストレスも天敵です。腸は自律神経により動かされています。ストレスの影響により自律神経のバランスが乱れると蠕動運動にも異変が生じ、便秘や下痢を引き起します。
事実、便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群などはおこのストレスによる影響も大きい疾患です。(※参照:毎朝駅のトイレに駆け込む人は過敏性腸症候群かも? )
便秘の予防はどうすればよい?
特別な疾患がある方を覗けば、便秘予防の基本は、食事、睡眠、運動、リラックスなどがキーワードになります。
1)食物繊維を含んだ食生活
食物繊維は、便の量を増やし、お通じをスムーズにします。
野菜、豆類、キノコ類、海藻類などを摂取するように心がけましょう。
2)しっかりとした睡眠
睡眠はとても大切です。副交感神経が優位な状態にある睡眠中は腸が活動がさかんです。
朝目覚めて、胃の中に食べものや飲み物が入ると便意をもおして排便が起こります。起き掛けのコップ一杯のお水も腸の蠕動運動を活発化させるのに役立ちます。
3)適度な運動
これも過激なものでなく、散歩程度で結構ですので、下半身を動かすとより効果的です。
さらに時間があれば腹筋なども加えてみると良いですよね。筋力の低下は便秘へもつながります。
4)リラックスする
なかなか難しい問題だとは思いますが、出来るだけゆったりした気分を心掛けましょう。
特に朝の排便タイムは焦らないように余裕をもった時間を持ちたいですよね。
排便だけでなく、副交感神経優位なリラックスした時間は腸の活動がさかんになります。
まとめ
いかがでしたか?
便秘は侮ってはいけない症状です。
便秘による腸内環境の悪化は免疫力の低下や様々な病気の原因になります。
便秘の予防には日頃から腸を大切にする習慣をぜひ見に付けたいですよね。
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