健康一番!!ヘルシーワンショッピング齋藤です!
このブログでは読者の皆さまのお役に立てる健康情報を厳選チェックしてお届けしております。
忘年会のシーズンですが、先日、友人とお酒を飲んだ際に、仕事のストレスで胃潰瘍を患ってしばらく禁酒していたと告げられました。
まだ、30代後半の男性なのですが、ストレスで胃や腸をやられてしまう人は以外に多いようです。
脳から腸への脳腸相関
精神的なストレスより腸の動きが悪くなるというのは、よくある話です。
というのも、脳と腸は神経でつながっており、強いストレスに継続的にさらされると胃潰瘍、下痢や便秘、または過敏性腸症候群などの病気になりがちです。
腸の働きは、自律神経によってコントロールされています。
この自律神経は、脳の視床下部という部分から出される命令によって働いています。
ストレスが加わると、ストレスホルモンが放出され神経細胞を刺激します。
視床下部がそれに反応してしまい、適切な指令が送れなくなって腸の働きが乱れてしまうわけです。
そして腸の運動が異常を起こすことで、過敏性腸症候群などの症状が引き起こされるという結果になってしまいます。
つまり、「脳 → 自律神経 → 腸」への情報伝達がなされており、これが「脳から腸への脳腸相関」といわれるものです。
腸から脳への腸脳相関が話題
今話題となっているのはその逆の「腸から脳への腸脳相関」です。
腸の状態が悪化すると、脳にも悪影響を与えるというこれまでの逆の流れです。
つまり「脳腸相関」ではなく、「腸脳相関」なのです!
腸から脳への情報伝達は、専門家のマウスを使った実験研究からも明らかになっています。
腸内細菌がいないマウス(無菌マウス)を観察することでわかるそうです。
無菌マウスは、腸内細菌が普通にいるマウスに比べて、学習能力がなくなり、キレやすくなり、落ち着きがなく、神経細胞を支えるホルモンが少ないことくがわかりました。
このことからも、腸の状態が脳に影響を及ぼしていることがはっきりとわかります。
マウスだけでなく、我々人間が健やかに生きる為に腸内細菌の存在は、不可欠なのです。
人生は腸で決まる!腸が元気で体も元気
体を守る力を高める乳酸菌メガサンA150
どうやって腸から脳に情報が伝達されている?
しかし、どうやって腸から脳に情報が伝達されているのでしょうか?
1つは、迷走神経に伝わると考えられています。
迷走神経は、第10脳神経であり脳神経でありながら延髄から伸びて腹部にまで達しています。
すべての内臓に分布して、感覚、運動、分泌を支配している神経です。
この迷走神経を経由して、腸の情報が脳へと伝わっているということです。
先程同様に無菌マウスと通常環境のマウスを比べると、無菌マウスでは血中のセロトニン濃度が低いとのこと。
無菌マウスを通常通りの環境へ戻して、腸内細菌を増やしていくと、血中のセロトニン濃度も上昇すると同時に、問題行動が少なくなっていくことがわかりました。
これはどういうことを意味しているのでしょうか?
腸で作られたセロトニンを介して脳に作用する
セロトニンは、神経伝達物質ホルモンの1つで睡眠とも深い関係があり、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。
太陽光を浴びることで分泌されて、体内時計をリセットさせる働きをもっています。
セロトニンの原料は、日々の食事から摂取するトリプトファンという必須アミノ酸で、腸内細菌によってつくり出されます。
セロトニンを産生するのは。腸内にある複数の腸内細菌です。
先ほどの無菌マウスは、腸内細菌がないためセロトニンなどのホルモンを作ることができません。
食事により幸福感が得られるのは、腸内に入ったトリプトファンを材料として腸内細菌の働きによりセロトニンが産生され、脳に良い作用するためといわれています。
このように、腸でセロトニンなどの神経伝達物質がつくられ、その神経伝達物質が、迷走神経を介して腸の情報を脳に伝達しているのが「腸脳相関」の流れなのです。
「幸せホルモン」もコントロールする腸内細菌のパワーってやっぱり凄いですね!
それでは、今日も腸元気で健康的な日をお過ごしくだいませ!
→腸は脳よりも賢い!腸が第2の脳と呼ばれる脳腸相関の理由とは
→芸能人も悩むパニック障害は脳内ホルモンであるセロトニンがカギ
→うつ病と腸内細菌と幸せホルモン「セロトニン」の関係について
腸ゲンキの秘訣は特別な乳酸菌のチカラ
乳酸菌サプリメント「メガサンA150」♪